長い長い鬱病に苦しんだ私は、同棲しているハビエル・ミレイに軍用ナイフを渡した。 通販で買った自慢のナイフ。 「あの動画みたいにこれで殺して、私何も考えられなくて苦しいの。家事も仕事も出来ないの、お願い。」 ハビエルは困惑しながら「君の気持ちは分かるが、リバタリアンとしてそれは出来ない。君の身体を侵していることになるからね」と言った。 「殺してほしいの………！！貴方に殺されたい！」 切実な私の声を聞いたハビエルは、ナイフを首の直ぐ下に突き付けて 「そんな事言ったら本当に殺しちゃうよ？」 って。恐怖と狼狽と欲望が混ざって、凄く昂奮しちゃう。 ハビエルは軈て私の首にギラついた凶暴さを突き付けて、そのままギコギコと動かし始めた。 痛い痛い痛い。私は痛さに顔を少し歪めたが、地獄に堕ちるといってもこの世界よりはマシだ……… 周囲が赤くて生暖かい液体に塗れて、それはハビエルを汚していった。 刃は頚椎まで届いて、痛さが無くなると共に意識が遠のいて、私はトンネルを通って天国の様な終着駅へ着いた。 ハビエルは無言で私の首を切っていて、目に涙が溢れていた。 リバタリアンの彼に、人を殺めさせるなんて………。 首の皮を切り終わると、ハビエルは私の背中に首を乗せ、勃起したナニを取り出した。 ハビエルは性的に興奮していて、それはナニの勃起具合でも明らかだった。 自身の複製物を扱くスピードが徐々に上がっていく。上がっていく。 ハビエル自身がある程度高まると、彼は声を荒らげながら、私の髪に白い膠状の液体を吐き出した。 正気に戻ったハビエルはとんでもないことをした、と考えた。 こうなる事を考えた彼はポケットに拳銃をひっそりと添えていた。ハビエルは震える手で拳銃を持ち、レバーを引き、鉛は頭を貫通し、彼は死んだ。